みろく横丁で食べたい青森・八戸の味4選
青森県八戸市は岩手県に接する県南部にあり、青森・弘前市に次ぐ県内第3の都市。
漁業と工業が盛んで、人口密度は県内1を誇っています。
グルメ好きな人なら”B級グランプリ発祥の地”としての一面も御存じかも?
名物である南部せんべいを使った「八戸せんべい汁」は、初期のB級グランプリの常連でもありました。
そんな八戸に「みろく横丁」という屋台村があります。
2002年に東北新幹線が八戸駅まで延伸した際に、「八戸のおもてなしの目玉」として作られたもので、日本初のエコロジー・バリアフリー型の屋台村として当時話題になりました。
みろく横丁のコンセプトは観光客に向けてだけではなく、地域商店街の活性化や屋台で商売を始め、それをきっかけに市内に店舗を持って欲しいという願いが込められているのもユニークなところ。
そのため営業は3年までと期限が設けられています。
実際に横丁から巣立ち独立した店舗もあり、地域の活性化に貢献している試みと言えそうです。
みろく横丁という名前の由来は、八戸市中心市街の表通りである三日町と裏通りの六日町を屋台街で繋いでいるから。三日町側は「おんで市」、六日町側は「やぁんせ市」と名付けられ、80m阿の路地には約25店舗の固定型の屋台が軒を並べています。
屋台の大きさは1坪で8席と決められていて、コの字型になっていて店主と客がコミュニケーションしやすいように工夫されているんですよ。
今のみろく横丁にはどんな店があり、その”ウリ”は何かをご紹介していきますね。
海の幸美味(みみ)
やぁんせ市一丁目にある美味は、元漁師の大将が営むお店。
それだけに刺身の美味しさはお墨付き!ホワイトボードにはその日オススメの魚がズラリと並び、どれも600円台で味わえます。
こちらで人気なのは「どんこ刺」。
どんことは北日本でエゾイソアイナメのことを言い、他の地域では馴染みの薄いものですよね。淡白な白身なのですが、これを肝を溶いた醤油で味わうと濃厚な味わいも加わり抜群に美味しくなるんです。普通はどんこ汁として食べるのが一般的なので、いかに新鮮なのかも伝わります。
またホヤは殻付きのまま水槽の中にまるでタワーのように並べられており、「これを食べてしまうと養殖ものは食べられない!」との声も。
磯の香りの後に甘みが広がり、ホヤが苦手だった人でさえ虜になることもあるんだそう。
種市から通う大将だけに、ホヤとウニにはこだわっており、ウニの底煮等という蒸しウニのような珍しい珍味も。青森の地酒・如空をはじめ、お酒が進むこと間違いなしです。
【HP】36yokocho.com/shop/1-7/
【営業時間】17:30~翌5:00
【定休日】月に一回不定休
【予算目安】3000~4000円
【店舗】青森県八戸市六日町 八戸屋台村みろく横丁 やんせ市一丁目
【電話番号】070-6625-2208
とや烏賊煎
三日町側の人気店・ととや烏賊煎。店名の示す通り、八戸を代表するイカ料理のメニューが豊富に揃っています。
イカは生簀に入れられているので、新鮮さコリコリの甘いイカ刺しはマスト!八戸を訪れた醍醐味を感じられるはず。
元ワシントンホテルの料理長であった、和食歴30年近くの大将が腕を奮うイカ料理の中でもオススメは「烏賊のコロ焼き(750円)」。イカの肝と身を絡めながら炒めるこの一品、地酒に良く合う♪ゲソの天ぷらも外せません。
サバも新鮮なものを刺身でいただけますし、〆サバも自家製。
たこの白子も他では中々お目にかからないしと、ついついオーダーし過ぎてしまいそうです。
せんべい汁や塩卵焼きも人気があり、イカ以外の料理も美味しいですよ。
【HP】http://totoya.hp.gogo.jp/
【営業時間】17:00~23:00
【定休日】不定休
【予算目安】3000~4000円
【席数】22席
【店舗】青森県八戸市三日町10 八戸屋台村みろく横丁内
【電話番号】0178-45-55401
味のめん匠
みろく横丁で飲んだ後は、〆のラーメンを食べたくなりますよね。
味のめん匠は午前1時まで営業しているので、ハシゴ酒をした後でも大丈夫!
煮干しを鶏ガラで出汁を取る、あっさり目の八戸ラーメン(600円)がいただけます。
細めの縮れ麺にメンマとチャーシュー。チャーシューは肩ロースで、程良い固さで食べ応えがあり。一口スープをすすれば煮干しの味がまずガツンときて、その後に鶏ガラのコクが。
濃すぎず薄すぎず、〆のラーメンとしてピッタリな印象です。
ミニラーメン(450円)もあるのが女性や、お腹はいっぱいだけど炭水化物で〆たい人には嬉しいですね。
昼の営業も行っていて、ラーメンはなんとワンコインに!お得なので餃子も一緒に食べてしまいましょう♪
【HP】http://36yokocho.com/shop/2-1/
【営業時間】
[ランチ]11:00~14:30
[ディナー]17:00~翌1:00
[金・土・ディナー] 17:00~翌3:00
【定休日】日曜日
【予算目安】~1000円
【席数】12席
【店舗】青森県八戸市三日町10-1 八戸屋台村みろく横丁 やぁんせ市一丁目
【電話番号】080-6011-8866
お台どころ ねね
みろく横丁でちょっと異彩を放つ?ピンクの外観が目を惹く「お台どころ ねね」。
女将をはじめスタッフが全員女性ならではの、明るい雰囲気を持つお店です。
ほたてやイカの貝焼き、刺盛りに背黒イワシの炭火焼と魚介も充実していますが、こちらは馬肉のメニューも充実しているのが特徴!
実は青森県は馬肉の生産量が全国第3位。八戸のように「戸」がつく地名も、馬の管理や鎌倉に貢馬するための行政組織の形態が「戸」だったことが由来とされているんです。
そういった歴史を知ると、こちらで新鮮で美味しい馬肉が食べられるのも不思議ではないんですね。
馬肉せんべい鍋は出汁も美味しく、特にオススメです。
【HP】http://36yokocho.com/shop/2-6/
【営業時間】
[月~木]17:00~24:00
[金・土]17:00~25:00
[日]17:00-24:00
【定休日】無休
【予算目安】2000~3000円
【店舗】青森県八戸市六日町 みろく横丁 おんで市2丁目
【電話番号】080-1803-3566