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お伊勢参りと合わせて楽しみたいおかげ横丁の絶品グルメ5選

「おかげの心」が生きる風情ある伊勢のおかげ横丁

2015年には20年に一度のご神体を移す式典「式年遷宮」が行われ、2016年の伊勢志摩サミット開催時には各国首脳が訪れるなど、近年何かと話題の多い伊勢神宮。
太陽を神格した天照大御神を祀る皇大神宮(内宮)、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮(外宮)の二つの正宮と、125の別宮などを併せたものが伊勢神宮になります。

伊勢神宮は中世以降、神道の中の最高の神・日本全体の鎮守として全国の武士から崇敬されるようになり、近世になるとその思想が庶民にも浸透していきます。
全国から「お蔭参り(お伊勢参り)」と称し、お伊勢さんを参詣することが一生に一度は叶えたい夢のようになっていったのです。
実際に江戸時代には当時の人口の約1/5がお伊勢参りをしたと言われています。
当時の旅は現代と違い、命がけのもの。そんな旅人を伊勢の人々は「自らの施しが神に届きますように」とおかげの心で振舞いを行って、温かく迎えたのです。

1993年。こうした精神を平成の世に再現するかのように、伊勢神宮内宮門前町「おはらい町」の中ほどに開業したのが「おかげ横丁」。江戸~明治期の伊勢路の代表的な建築物が移築・再現されており、三重県のグルメや歴史・風情・おもてなしといったものを体感できるエリアになっています。
街並みに一体感を出す為、銀行やコンビニまでが当時の建築物の様相になっており、まるで江戸にタイムスリップしたかのような風情が楽しめる。そんなおかげ横丁には50余りの店舗がありますが、中でも人気のグルメを紹介していきましょう。

●ふくすけ/伊勢うどん

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お伊勢参りと言えば、伊勢うどんを食べるのが習わしのようになっていますよね。
日本人は讃岐うどんが大好き。つまりコシの強いうどんが大好きなので、その対極にあるかのような伊勢うどんは「苦手」という声も耳にします。
極太の麺を柔らかくゆで、醤油ベースのたれをかけたシンプルな伊勢うどんは、確かにコシのないうどんです。
しかし、それが「おもてなし」の心から生まれたことをご存じですか?
かつて伊勢参りが厳しい旅路であった時代、疲れた参詣客に消化の良いものを食べさせたい。その心が、伊勢うどんの柔らかさのルーツであると言われています。素敵な心遣いですよね!

おかげ横丁には伊勢うどんがお店が多数ありますが、ふくすけはその代表格。
バリエーションも豊富ですが、初めて訪れた際にはまず定番の伊勢うどんを食し、江戸の旅人に想いを馳せてみてください。

【店名】ふくすけ
【HP】http://www.okageyokocho.co.jp/tenpo.php?no=1
【 営業時間 】10:00~18:00(L.O.17:30)
【定休日 】無休
【予算目安】~1000円
【席数】68席
【店舗住所 】
三重県伊勢市宇治中之切町52 おかげ横丁
【 電話番号】0596-23-8807

●赤福本店


誰もがきっと、一度は口にしたことがある赤福。お土産の定番ですが、似たような他の商品より「やっぱり美味しい」としみじみ感じますよね。
赤福本店でも勿論お土産は購入できます。しかも通常と違い、2~3個入りのものがあるので個人的なお土産にも最適ですよ。

そして本店内でも赤福がいただけます。赤福3つにお茶がついて290円。お土産用は工場で作られていますが、こちらは店内で作られたもの。職人さんが手作りしている様子を眺めた後に食べると、その美味しさも倍増する気がします。混雑必至ですが、是非店内で食べて欲しい一品です。
本店向かいの茶屋ではぜんざいも食べられますし、夏は赤福氷(抹茶の氷に赤福入り!)も大人気。近くに五十鈴川店もありますよ。

【店名】赤福本店
【HP】http://www.akafuku.co.jp/about/honten/
【 営業時間 】5:00~17:00
【定休日 】無休
【予算目安】~1000円
【席数】座敷で約50席
【店舗住所 】
三重県伊勢市宇治中之切町26 おかげ横丁
【 電話番号】0596-22-7000

●豚捨/牛丼・コロッケ

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おかげ横丁の食べ歩きで外せないのが豚捨。ぶたすて、と読みます。
この変わった店名は「牛肉にこだわって豚を捨てた」ことに発する、明治42年創業伊勢の和牛専門店さん。なかなかウィットに富んでいますよね。

こちらの店内で食べる牛鍋や牛丼も美味しいのですが、さらに有名なのがコロッケ(90円)とメンチカツ(130円)。揚げたてサクサクがたまりません。コロッケは甘味があり、ソース無しでも充分美味しい。小ぶりなので、食べ歩きには丁度よいサイズなのもポイントが高いのです。

【店名】豚捨
【HP】http://www.butasute.co.jp/restran/okage/index.html
【 営業時間 】9:30~17:30
【定休日 】無休
【予算目安】~1000円
【席数】134席
【店舗住所 】
三重県伊勢市宇治中之切町52 おかげ横丁
【 電話番号】0596-23-8803

●すし久/てこね寿司

https://tabelog.ssl.k-img.com/restaurant/images/Rvw/40000/640x640_rect_40000137.jpg天保年間創業の老舗のすし久は、窓から五十鈴川を眺めることができます。旅籠の風情がある純日本風の佇まいの中で味わう田舎料理は絶品で、中でもおすすめは「てこね寿司」。
鰹漁に出た漁師が釣った鰹をその場でさばき、船上で醤油漬けにして豪快に酢飯と手で混ぜて食べたことが、てこね寿司のはじまり。
そんな豪快なてこね寿司は1190円(松竹梅の梅)から味わうことが出来ます。
こちらは麦とろごはんも鰻のひつまぶしも美味しいので、数人でシェアすると満足度もさらにアップしますよ!

【店名】すし久
【HP】http://www.okageyokocho.co.jp/tenpo.php?no=14
【 営業時間 】10:30~20:00(L.O.19:30)
【定休日 】無休
【予算目安】1000~2000円
【席数】228席
【店舗住所 】
三重県伊勢市宇治中之切町20 おかげ横丁
【 電話番号】0596-27-0229

●伊勢角屋麦酒/地ビール・牡蠣

伊勢角屋麦酒
地ビールと三重県産の牡蠣料理が楽しめるお店。
牡蠣フライ串(2個・250円)は注文が入ってから揚げるのであつあつのさくさくです。
地ビール飲み比べセット(4種類・1050円)をテイクアウトするも良し、店内で焼き牡蠣や土手鍋などをじっくり味わうのも良しと、特にビール好きには最高のお店です。
昼からビールと牡蠣フライで飲み歩きなんていう贅沢は他では中々できませんね。

【店名】伊勢角屋麦酒
【HP】http://www.biyagura.jp/
【 営業時間 】11:00~20:00(L.O.19:30) ※木曜は15:00まで
【定休日 】無休
【予算目安】1000~2000円
【席数】74席
【店舗住所 】
三重県伊勢市宇治今在家町東賀集楽34
【 電話番号】0596-23-8773

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