いわき市復興のシンボル「夜明け市場」の美味しいお店をご紹介！

福島県いわき市のJRいわき駅から徒歩3分。
2011年11月に誕生した「復興飲食店街 夜明け市場」は、東日本大震災で被災した飲食店といわき市の復興を応援したいと駆け付けた応援者によって営業を開始し、2016年に5周年を迎えました。

震災の後、シャッター通りになってしまった商店街。これを東京にあるイベント会社が活用し、広告・集客面をサポートする形で始まったプロジェクトは、当初市内で営業していた2軒のみでした。
その後いわきにU・Iターンする人達も現れて、現在では15軒もの店が営業中です。

かつては映画のロケ地にもなった小路は、昭和を思い出させるレトロなイメージを醸し出す飲食商店街となり、出来るだけ福島産の食材を使用しながら復興と風評被害の払しょくを目指しています。
いわきの復興と風評被害の払しょくといった目的意識を持ち、全国に元気を発信していくのが夜明け市場のコンセプト。飲食で街の再生を応援する形なら、多くの人が気軽に参加できますよね。
いわきに立ち寄ったら足を運んでみたい。そんな夜明け市場にある、おすすめのお店を紹介していきます。

和楽 魚菜亭

夜明け市場オープンの翌月から出店している魚菜亭。
店主はいわき市・久之浜漁港で水揚げされた、新鮮な魚介類を提供する割烹料理店を開いていた方で、東日本大震災でお店を失いました。夜明け市場でゼロから再スタートを切り、それまでに培った技を活かした料理が評判となり、現在は常連さんも多く集まるお店となっています。

お通しも兼ねる前菜は1200円程度とやや高価ながら、一口牛ステーキや鮪に時には蟹も入る豪華なもの。
刺身はこの地域の特産である目光や、珍しい星カツオに源サバといったものもいただけます。
貝類も豊富で、帆立はエリンギとのバター炒めでも。ワインに良く合います。
お願いすればご飯等も出してもらえるので、定食のように食べることも可能。
カウンターと小上がりのみの小さな店なので、予約して行く方が安心です。

情熱居酒屋 じゃじゃ馬

酒場放浪記の吉田類氏も訪れたという、盛岡名物・じゃじゃ麺が食べられる居酒屋・じゃじゃ馬。
双葉郡広野町出身の店主は、昼は復興ガイドとしても働いているそう。
おでんや水餃子といったメニューは50種類程度、揃えてある日本酒もマイナーな蔵元のものまでこだわりを持った銘柄が目につきます。
じゃじゃ麺が初めての人には、丁寧に食べ方を指南してくれますよ♪

焼鳥居酒屋 旬゛平 JUNPEI（じゅんぺい）

東京でお店を営んでいた店主が、地元いわきにUターンしてオープンした旬゛平 JUNPEI。
カウンターの他に2階もあり、自らリフォームしたという内装が隠れ家的雰囲気を演出しています。
こちらのウリは、何と言っても炭火で目の前で焼かれる焼き鳥！
一押しは鹿児島から取り寄せている、薩摩芋鶏ももとねぎまです。オリジナルブレンドの塩で、歯ごたえのあるジューシーな鶏の旨味を是非。
またつくねはタレのほか、わさび・梅タレ・明太マヨ・チーズと種類も豊富。串焼きは迷ったらおまかせセットもありますよ。
昆布がトッピングされた大人のポテトサラダや出汁巻き玉子など、一品料理のレベルも高く、お酒がどんどん進みます。〆は親子丼か和風系のパスタで悩みそう！魅力的なラインナップが揃っています。

和食居酒屋ダイニング KINKA

いわき出身の兄弟がUターンして開いた創作和食料理のお店は、JAZZが流れるお洒落な雰囲気。
地元の食材を中心に、その日にしかないメニューも数多く登場します。
コースもあれば、お一人様にも丁度良く見繕ってくれる使い勝手の良さが魅力。
創作料理だけに、枝豆山椒など一工夫した美味しさに感心することしきり。
2階は掘りごたつになっていて、16名まで対応可能です。

エコール・ド・ニース いわき

2014年にビストロ エコール・ド・ニースは、フランス・ニース在住でミシュラン一つ星を獲得したシェフがプロデュースしたお店。福島の食材を使用して、ニーズの食や文化も発信していく、というコンセプトのもと、オーソドックスで美味なフレンチが味わえます。
定番のニース風サラダは彩りも美しい一品。前菜とメインにデザートのプリフィクスコースは3000円で、禁煙なこともあり女性にも大好評です。

gohoubi（ごほうび）

世界のビールやフルーツビール（ビアカクテル）を楽しめる、1人でも入りやすいスタンディング形式のバー。
2階は座敷になっているので、宴会も可能です。
つまみのビンチョスは150円からと非常に気軽な価格設定なので、1軒目にふらりと立ち寄るにもピッタリ！

-福島